

温泉に行かせたいけど発作が出たら不安・・・

温泉に連れて行っても大丈夫?

のぼせないように入るにはどうしたらいいの?

水分補給の理由だけでも、覚えてね
今回は、てんかんで温泉に入る時の2つの注意点と身近なもので暑さ対策を紹介します。
てんかんで温泉は?入る前は水分補給がだいじな理由とは!

汗や喉が渇いていなくても、温泉に入る前と上がった後には、水分補給をしましょう。
家ではいるお風呂時も、水分補給がだいじですが、、温泉のほうがたくさんのお風呂からの熱気があり、黙っているだけでも体温が上がりやすい環境で、のぼせ状態になることがあります。
はじめは、急な体温上昇を防ぐため、浴槽に入る前はぬるめのお湯から始めて、徐々にお湯の温度に慣らしていきましょう。ですが、年齢とともに体温調節が安定してきます。一般的に4歳児までに体温調節が安定してきますが、小学高学年でも体温調節な苦手な子もいるので、入浴時間は30分を目安に。
入浴中にぼーっとしていたり、具合が悪くなった時は、すぐに浴槽または涼しい場所に連れていき、ぬるめの水を飲ませるか、体をひやしてあげてください。

のぼせやすいか家の入浴時に確認してね
確認方法は、家で入浴前と後におなじ量の水を飲ませてみてくださいね。
おかわりしたときは、汗っかきの証拠です。
温泉に入る前は、汗がかいていなくても200ml~500mlの水を飲ませてから温泉にはいるようにしてください。
入浴後は、かならずスポーツドリンクを飲ませてあげてください。

スポーツドリンクって美味しくない・・・

スポーツドリンクを飲まないときは、アイスで体を冷やす方法もあります。
果汁飲料でもいいですが、アイスのほうが高カロリーなので、のぼせていたら、糖分も一緒に与えると、脳疲労の回復にもなります。
温泉で体温が上昇!首を冷やすと短時間で下げる効果はある?

温泉では、暖房やお湯の熱気で、体温が下がりにくい状況になることがあります。
こどもは、一度体に熱がこもると、下がるまでに時間がかかってけいれんを起こすこともあるからです。
もし、体温があがって具合が悪くなった場合は、急激に下げようとしてはいけません。
水で濡らしたタオルで首から徐々に冷やしたり、ぬるま湯をかけて、徐々に体を冷やしましょう。。全身を冷やすとびっくりしてけいれんを起こすこともあるので、足元・頭・体の順番に、ぬるま湯をかけていくことです。
お風呂にはいって具合が悪くなったときは、足元から首を冷やすことで、ゆっくり体温を下げていきます。
頭にタオルを乗せる理由は?体温を下げるのに欠かせない?

なぜ、タオルが必要なの?と思っちゃいますよね。
頭にタオルを乗せるのは、体温を下げる効果があるからです。
温泉では家とちがって、いろいろなお風呂があって、はしゃいで喜んでしまうものです。

うんうん。ひろいし、いろいろなお風呂がいっぱいあるから
うれしくなっちゃう
温泉では、座っているだけでも体力が消耗しますが、走ると体が温まり、すぐに体温が上がります。また、家の浴槽と違い、転んでけがしないよう一緒に入りましょう。
大人よりこどもがタオルを頭に乗せなければなりません。熱を出したときに、冷たいタオルや冷えピタと、おなじ効果がタオルにはあります。
温泉では、大人より体温調節が苦手なこどものほうが必要なんです。
もし、大浴場に不安を感じたら家族風呂に入ろう!

パパ・ママとしては、入っているときに発作を起こしたら心配になりますよね。
人の目を気にせず、入れる家族風呂のある温泉を選んでみてはどうでしょうか?
パパ・ママは、てんかん発作あるとわかっていて、温泉に連れて行くのはためらう部分もあります。これから、小中高なった時に、林間学校・修学旅行など、一人でお風呂に入ることが増えてきます。その時、友だちと一緒に入っても、こどもは、「なぜ、シャワーだけ?お風呂に入りたい…」疑問や不満を持ち始めます。
はじめは、家族風呂から慣らしていき、大浴場に入るようにしていきましょう。
人見知りするこどもであれば、恥ずかしいという気持ちや緊張することもあり、お風呂に入って発作を起こしてしまうことがあるからです。
緊張は発作の引き金になってしまうので、温泉の雰囲気になれるまでは、できるだけ家族風呂に入ることをおすすめします。
こどもの温泉デビュー!体調にあわせて温泉を楽しもう!

てんかんと温泉について紹介しました。
家での入浴とちがって、いろいろなお風呂に興味をもつのが、こどもです。
そのためには、パパ・ママがこどもの体調管理をしなければなりません。シャワー浴だけで済ませるのは体調が悪い時だけ。しかし、寒い季節のシャワー浴。体が冷えると風邪をひいて、熱を出してんかん発作が出る・自律神経のみだれから、やる気がおこらない・集中できない・寝れないとデメリットが多すぎます。
シャワー浴の最大のメリットは、溺れ防止のためですが、適切な水分補給や体温上昇にならないよう浴槽に浸かる時間を短くする工夫がだいじです。
今回、注意点や対処法をすることで、発作の軽減ができます。

最後まで読んでくれてありがとう