てんかん薬を飲んだのか、覚えていいない不安から確認した経験はないですか?

  1. 数分前にやったことが全然覚えていない
  2. 薬は飲んでいるのに・・・

物忘れは、誰にでも経験があると思います。てんかんの場合、薬や発作で覚えていなきゃならないことほど、いくら考えても、まったくといっていいくらい記憶に残っていないことがあります。

良くもの忘れる理由として、てんかん発作が出たととによる脳の萎縮や海馬の誤作動で、記憶がないことがあります。
脳には右脳と左脳の真ん中あたりにがありますが、海馬「記憶を溜めておく場所」がうまく働かずに物忘れと勘違いするからです。

脳の萎縮の場合、頻繁に発作が出なければ問題ありませんが、海馬の場合、一度の発作でも物忘れのような症状が出る場合もあります。しかも一番覚えておきたいほど、記憶に残っていません。

薬の場合、はじめは、

なので、きちんと薬を規則正しく」飲んで、発作を起こさないようにしなければなりません。

飲み忘れないようには、決まった時間に飲んで、それでも発作がある時は、薬の調整していくことが、だいじです。

子どもに「薬を飲んだ?』何度も言うとイヤな顔をされると、つい強い口調になってしまうでしょう。

発作をおさえるために、処方された抗てんかん薬の服用を忘れないことが大切です。

 

飲み忘れないよう頑張る

うん。でも、薬を飲むのを頑張らなくて、忘れないようにしなきゃ。

処方された薬の袋や説明書に、食前・食後・食間と書いてなければ
1日2回の服用なら、12時間を目安にします。

薬のことで不安があるときは、医者か薬剤師にきいてください。

副作用などは、医師よりも薬剤師のほうがわかりやすく説明してくれます。

 
 

薬の飲み忘れが原因で発作を起こしては、服用期間がながくなります。

今回は、てんかん薬の副作用で飲み忘れ?物忘れと勘違いする原因から3つの対処方法を紹介します。

てんかん薬の副作用が物忘れを激しくさせる原因?

てんかん薬は、アレビアチン・カルバマゼピン・バルプロ酸の服用で、物忘れ症状が出ることがあります。そして、筆者は小学生のころから、アレビアチンとテグレトールを服用していました。
現在は、マイスタンも服用していますが、アレビアチンとテグレトール服用歴40年以上。


てんかん薬には、たくさんの種類がありますが、アレビアチンとテグレトール、バルプロ酸の服用で記憶があいまいになることがあります。とはいっても、薬の服用での物忘れ症状は、長期服用で現れることがほとんどです。

また、発作の回数が多いと、脳の萎縮から認知症に似た症状が出るので、てんかん発作を出さないようにすることも大切です。なので、規則正しい生活を心がけましょう。海馬がちかい側頭葉てんかんが多く出てきます。
しかし、意識がある・なしにかかわらず、海馬に影響があり物忘れ症状が出るんです。

薬の種類は発作の種類で、変えられる場合とできない場合があるので、薬の量で改善できる場合もあります。

親や兄弟に、薬の服用の時間を頼んでも解決するのは、半分以下。「薬飲んだかな」と聞いても、わからないと言われるのがオチです。しかし、飲み忘れの回数が多いと、発作を起こしてしまう原因に繋がるので、飲む時間になったら教えて!スマホで飲んでいる姿を残しておく工夫も。スマホのアラームは、薬を飲む10分前・10分後に設定。目覚まし時計は30分後に設定。できれば2個。

このくらいやらないと薬の飲み忘れ防止にならない事がありますよ。

てんかん薬を副作用で物忘れする理由は環境の変化にある?

薬を飲み忘れてしまうのは、環境の変化が1番の原因と言っても過言ではありません。


生活のリズムが変わると、飲み忘れることが多くなります。

保育園から小学校、中学校入学や高校、大学とライフスタイルの変化は、薬を飲む時間も変わってくることあります。いままでは、7時に飲んでいた人が、6時に飲まないと家で飲めないこともあり、やむなく時間変更する場合もあるからです。
1日に2回飲んでいる人は、家で飲んで学校や仕事に出かけたい人もいますよね。外で飲むとなると、薬も水も持っていかないといけない。また、人の目も気にする人もいるし、飲んでいる姿をみられて説明するのも、ちょっと、めんどうです。

 

環境の変化がある時だからこそ、生活のリズムを規則正しくするべきです。

興奮しないようにどうしたらいいの?

毎日同じ時間に飲んでください。なるべく薬を飲むリズムを変えないことが大切です。

1度の飲み忘れが薬をやめるきっかけを長引かせてしまいます。

学校生活を快適に過ごすために病気のことを言うべき?

てんかんのことを、学校に伝えたほうがいいか迷いますよね。

親として、学校にどこまで話したらいいか悩みの種です。

発作のことを考えると、学校生活に関わる授業や行事があり、学校にどこまで話したらいいか疑問だらけだと思います。てんかんは、意識だけなくなったりするだけや体の震えもある発作もあり、日に何度も発作をする人から数か月に1回くらいと発作の頻度がちがいます

遠足や運動会など色んな行事があるので、ケガをともなう発作となればなおさらです。しかし、てんかんだからといって、基本的に授業や行事を制限する必要はありません。具合が悪そうだな?と危ないと感じない限り、制限しないほうがいいです。

発作をこしてしまうから、なんでも制限しては、なんもできない子になってしまわないようにしなければなりません。

そのためには、発作の誘発原因を親がしっかり覚えておくことが大切です。

ぼくは、脳出血で頭に傷があり発作がおこると、はじめに手首あたりが震えて、全身に移り意識がなくなっていくタイプの発作だったので、学校には伝えていました。

小学校の高学年になっていくと、授業でいろいろな経験をして、ときには慎重にしないとケガをする機会が多くなりますが、やらなければわからないこともあります。

体調に不安な時は、学校に伝えてください。

  • 教室には机やイスおいてある
  • 家庭科で包丁をつかう機会も増える

体が硬直すると、自分の思うように体が言うことがきかなくて、包丁を持ったまま倒れてしまうと、本人だけでなく周りにいる同級生にもケガを負わせてしまいます。

学校には、発作の状況を出来るだけ詳しく伝えたほうが先生が近くにいると対処もはやくなります。

引っ越しは大イベント!環境が変わると飲み忘れる頻度が多くなる?

引っ越しでの、新しい環境にかわると飲み忘れも多くなりがちです。

必要なものを用意するなど、やることがたくさんあり気をつけていても、忘れてしまうことがます。

引越し場所が、家から遠いと転居届や光熱費の手続きを一人でやる事になり、時間どおり飲んでいるかなど、親として心配してしまうものですが、かならず一人で生活していくことになります。

忙しくても薬だけは忘れたくないよ。

 

電話やメールのやりとりに元気がないと、発作をしていないかと聞いてしまいます。「ご飯は食べた?」「仕事中に発作がなかった」など・・・

子どもは、『大丈夫だから』と言っても、初めての引っ越しや仕事疲れで、発作をおこしたのでは心配するのが親心というものです。

 

審判なのはわかりますが、過保護にだけはならないようにしてください。てんかんだから、なにもできないと思わないように!

【てんかん薬の飲み忘れ対処方法】最低限知っておきたい事って?

女性

てんかん薬の飲み忘れの対処方法について紹介します。

  1. 日付の記入
  2. 小分けにする
  3. 専用容器の用意

説明していきます。

いろいろあるね

 

日付の記入

発作が安定していると、てんかん薬を長期間処方することもあると思います。

診察日まで処方されますが、日付が書かれていないと、薬を忘れるデメリットがあるからです。

たくさんの薬を処方をされると、朝や夜の薬を飲んだか忘れることがあります。

日付を書くときは、油性ペンで書くようにすること。 水性ペンで書くと、袋との摩擦で消え日付がわからないことがあります。水で濡れた手でさわると、インクと一緒に口に入ってしまうことがあり体によくありません。

また、油性ペンがなかったり、書くのが面倒と思うときは処方せんを出すときに、薬剤師に『印字してください』と言うと、日付だけでなく薬の名前と名前も印字してくれます。

外出時も飲むことがあると、名前の印字に抵抗がある場合は、『日付だけ印字してください』とハッキリということです。
余計な印字しているときは、処方し直してもらうことができます。

小分けにする

日付を書き終えたら、小分けにすると便利です。

薬を小分けにするメリット

  • いつまであるか確認しやすい
  • すぐに診察日を変えれる

日付を書いても診察日とあわなく、病院に電話することがあるでしょう。

いまは予約制の病院が多く、診察の日は決まっているはずです。

しかし、薬の飲み忘れで多くのこっていたり、こぼして足りなくなってしまった経験はないでしょうか?

いくら日付を書いても意味がないと思うひともいますが、1か月なら1週間を1つの袋に入れ小分けにすると、こぼしたときに診察日が近い薬から飲ませて日付の調整ができます。


粉薬は開けたときにこぼすことや錠剤は落としてわからなくなる
ことがあるからです。

診察日と薬の量が合わないときは、なるべく早めに連絡するとスムーズに変更ができます。

専用容器の用意

一日に数回飲むときは、薬をいれる容器を分けて用意したほうがいい場合があります。

朝夕の薬の量がおなじなら、一つの容器で足ります。

ですが、1回の飲む量にちがいがあると、飲むはずの薬を間違うときがあるからです。

朝と夜の薬を間違えると血中濃度がかわり発作がおこる事があります。

薬を間違えては

  • 血中濃度が変わって、めまいやふらつきがある
  • ひどい時は、頭痛で体がだるく発作を起こしやすい

ぼくは、小さい頃は、粉薬で朝夕にのむ量がおなじで、大きくなっていくにつれて朝と夕の量にちがいが出てきました。

学生の頃は、てんかんの症状が朝に集中していたときや、夜中に発作がひどかったときは、薬の効き目が続くように時間をずらして飲んでいた事があります。

現在は、発作がおさまって10年以上になりますが、薬を飲むリズムを変えかくなかったので、おなじ時間に飲んでいます。

 
 

参考にしてくれると嬉しいニャ~
さいごまで読んでくれてありがとう