「この体調で、ちゃんと働けるかな…」「周りに迷惑かけずに続けられる仕事ってあるんだろうか?」 てんかんがあると、仕事を探す上では様々な不安や疑問が頭をよぎりますよね。

この記事では、まず自分の症状や自分の状態を理解する自己分析から、無理なく働ける仕事・会社の具体的な選び方、活用できる公的支援や企業の探し方、長く働き続けるためのヒントまで、幅広く解説します。

内容は分かったけど…それで、結局どうなれるの?

うん。働き方がちゃんと見えてくるよ!

仕事探しの選択肢は、あなたが思っているよりも、きっとたくさんあります。漠然とした不安が整理されて具体的な行動が見えてくるはず。あなたに本当に合った働き方を見つけ、自信を持って前向きな一歩を踏み出すヒントがみつかりますよ。

今回は、【てんかん持ちのホンネ】仕事選びのモヤモヤ解消!自分に合う会社の見つけ方について解説します。

てんかんと仕事選び!自分に合った働き方って何?

仕事選びには体調の不安・仕事中に薬を飲める?具合が悪い時は休めるか?と、考えるでしょう。

仕事選びは、給料がよくて、休みが充実していて、なおかつ、ストレスのない会社に働けたら、理想的です。求人票をみれば、仕事内容、勤務時間、通勤時間はわかります。
しかし、体力的にどうか、病気を理解してくれるか、仕事中に具合が悪くなった時、休めるの?という疑問は、実際に面接をしてみないとわからないこともたくさんあり、悩むんですよ。

てんかんの既往歴から法的にできない仕事もあるのも、たしかです。
たとえば、パイロットやハンター、漁師は、資格や免許が欲しくても取得できません。とくにパイロットやハンターは欠格事由あたり、取得できません。
船員に関しては、医師の診断書、薬を飲まずに発作が、1年以上~5年間なく、仕事に支障がない場合は、取得の可能性があるとされています。

てんかんだと、仕事選びにむずかしいと感じる人もいます。しかし、症状によって一般企業はもちろん、障害者雇用に特化した特例子会社では、より手厚いサポート体制が期待できます。
さいきんでは、リモートワークで、通勤の負担を軽減したり、体調に合わせた働き方ができる会社もあります。また体力に不安がある人は、、短時間勤務という選択肢も有効でしょう。

自分に合った働き方を見つけるには、まず自分の症状や得意不得意を深く理解しなければなりません。発作の頻度や誘発要因、規則正しい生活を把握して、具体的なイメージを持つことが大切です。
これから働く上でのスキルアップ。転職なら、つぎの職種で活かせるスキルアップを考え5年後、10年後てんかん発作が出なくなった時、、やりたいことも同時に考えてこそ、自己分析です。

安心して働ける会社を見つける!スキルアップの重要性って?

安心して働ける会社を見つけることは、長期的なキャリア形成です。現在、就いている業種でのキャリアアップやこれから、仕事をしようと思う人は職種によって、どのような資格などを取ってスキルアップしたいか考えていくこと視野に入れなければなりません。

会社選びの際には、企業のホームページや採用情報で、障害者雇用に関する方針や取り組みをチェックしましょう。とくに、新卒の場合は、働いている方の声を探してみるのも有効です。また転職の際にも、企業のホームページで、会社の成長性や事業の安定性をみることも会社選びに参考になります。

また、具体的な配慮事項やサポート体制についても、ホームページに書かれていることもあります。ちょっと、むずかしい話をすると、2015年9月に制定したSDGs。この17項目がある中で3番目にある「すべての人に健康と福祉を」が、あります。
かんたんに言うと、障がいがある・なしに関わらず、隔たりのない社会を作っていくことを提言したものです。面接で言うなら、病気が仕事に支障がない限り、直接的に不採用の理由にならないことを意味します。もちろんてんかんと告知する義務はありません。

スキルアップの考え方は余裕を持たないと疲れるばかり

スキルアップと言っても、二通りがあります。いま、働いている業種のスキルアップ。これから転職する際のスキルアップ。どちらともスキルアップに変わりがありませんが、労力や時間がちがってきます。

たとえば、毎日、仕事でパソコンを使い送られてきたメールの返信作業。たまに、ちょっとした表の作成を頼まれたとします。毎日、やっていることは慣れているので、わざわざ聞かなくてもスムーズにできますよね。
でもたまに頼まれた仕事は、聞いては操作のくり返してしまうから、せめて、人に聞かなくてもできるようになりたいと思うはずです。

新しいことをするのは、2倍、3倍・・・もしかしたら、やらなければ良かったと思うかもしれません。なので、スタートとゴールだけは、はっきりと明確にしておくようにしましょう。

スキルアップというのは、ゼロから1の人もいれば、マイナスから1の人もいます。相当な労力なので、断念するひとが多いです。
筆者の場合、仕事ではありませんが、ゲームが好きでパズルゲームから育成ゲーム、ロールプレイングゲームをします。最初は進めていくのが楽しくてやりますが、ゴールがみえないゲームは、あまり好きではあるません。とくにパズルゲームは、最初はクリアしていくのが面白くて進めていきますが、途中からどこまでステージあるの?どこまでやれば終わるのか、いらいらして最後にはめんどくさいと思って、最後には作業ゲーになり、アンインストールしてしまいます。

スキルアップは、資格を取ることを最終目標にしがちですが、はじめは、疲れない程度のちいさな目標設定をしていきましょう。

てんかんを持つあなたへ!どんな仕事なら長く続けられる?

てんかんをお持ちが長く仕事を続けるには、「無理なく働ける」環境を選ぶことが何より大切です。日々のストレスを最小限に抑えられ、適切な労働時間で、体力的な負担が少ない仕事を選ぶことがポイント。

具体的には、事務職のように比較的体力を使わず、ルーティンワークが中心の仕事、IT関連の職種のように在宅ワークやフレックスタイム制が可能な仕事、WebライターやWebデザイン・プログラミングのように自分のペースで進められる仕事などが考えられます。大切なのは、ご自身の発作の特性や体調の変化に合わせて、柔軟に働き方を調整できるかどうかです。

仕事を選ぶ際には、自己分析をしっかりと行い、得意なことや興味のあること、そして体力的な限界やストレスを感じやすいポイントを把握しましょう。長期的なキャリアプランを描き、将来を見据えた上で、無理なく続けられる仕事を選ぶことが重要です。職場の雰囲気や、病気に対する理解度なども事前に確認できると安心です。

長く続けられる仕事は、決して見つからないものではありません。焦らず、仕事を見つけていきましょう。

てんかんと仕事!どんな働き方を見つければいい?

ITの進化と社会の変化は、てんかんを持つ方の働き方に新たな可能性を広げています。これからは、時間や場所に縛られない柔軟な働き方が増え、体調に合わせた仕事選びがより一層重要になります。

リモートワークの普及で、通勤の負担を減らし、自宅で落ち着いて仕事ができるため、発作のリスクを軽減できる可能性があります。また、フレックスタイム制度を導入する企業も増えており、自身の体調に合わせて勤務時間を調整しやすくなります。

このような新しい働き方に対応するためには、ITスキルやオンラインコミュニケーション能力を身につけることが重要です。プログラミング、Webデザイン、ライティングなど、場所を選ばずに活躍できるスキルは、今後のキャリアを築く上で大きな武器となるでしょう。

自分に合った働き方を見つけるためには、まず情報収集を積極的に行い、多様な働き方について理解を深めることが大切です。そして、自身のスキルや興味関心と照らし合わせながら、未来を見据えた仕事選びをしていきましょう。新しい働き方の中に、きっとあなたにあった仕事が見つかるはずです。

会社選びに不安?入社前に見るべきWebサイトの2つの場所!

就活する際、求人票から給料や休日、仕事内容がわかっても、会社の方針、社風まではわかりません。ホームページには、会社の沿革、事業内容や上場企業の場合、IR情報、過去の業績まで、いろいろなページがあります。

入社前に不安を少しでも減らすために、企業のホームページで必ずチェックしておきたい場所が2つあります。見るべき場所は「社長のあいさつ」「会社のビジョン」をみてみましょう。

 

社長のあいさつ

会社のビジョン

一つ目は「社長のあいさつ」ページで、顔写真が掲載されているかどうかを確認しましょう。顔写真がある場合、写真がない場合では、会社の信用度がわかります。就活には関係ないと感じますが、どんな人が経営しているかわからない会社では求人票の内容がよくても、入社してから、自分が思っていたのとちがっては後悔してしまいます。

もちろん、写真がないからといって、よくない会社というわけではありません。

二つ目は「会社のビジョン」です。企業がどのような考えを持って経営しているか明確にわかる部分です。何を目指しているのかを理解することは、入社後のモチベーションに大きく影響します。共感できるビジョンを持つ会社であれば、仕事へのやりがいを感じやすく、長く活躍できる可能性が高まります。

もちろん、IR情報や沿革なども参考になりますが、まずは社長の顔と会社の未来像から、企業との相性を探ってみるのがおすすめです。ホームページをじっくり確認して、安心して入社できる会社を見つけましょう。

就活するうえで参考にしてみてください。

さいごまで読んでくれてありがとう。