毎日てんかん薬を飲んでいても、発作を起こしてしまうことは少なくはありません。

てんかん薬は、年齢や性別、身長や体重と、あらゆる面を考慮して、薬を処方します。

しかし、薬の効きには個人差があり、有効範囲だからと言って、発作をおさえることが難しい場合もあるからです。

 

検査をして薬を変えたからかな?

毎日飲んでいるのに・・・

血中濃度は、あくまで薬が効く基準です
有効範囲になくても発作はありません

2種類以上の薬を服用している場合、片方の血中濃度がひくい、または高くても、発作や副作用が出ないこともあります。

今回は、てんかん薬を飲んでも倒れる?血中濃度は正常なのに発作を起こす理由について紹介します。

てんかん薬を飲んで発作が起こった時に確認したいこと!

毎日飲むてんかん薬。欠かさず飲んでいても、発作が副作用がつよく出ることがあります。

抗てんかん薬を飲んでいて、発作や出る場合は, 、以下のことを確認してください。

  1. てんかん薬を変更した
  2. 急に体重が増えた・痩せた

てんかん薬は急に太ったり、痩せたりすると、薬の効力に関係します。

ぼくの飲んでいるアレビアチンとテグレトールは、急激な体重変動が許されません。運動や筋力トレーニングは、毎日、欠かせません。しかし、食事制限(ダイエット)だけはしません。

てんかん薬を変更した

てんかん薬の量や種類を変更した場合、飲んでいても発作が出ることがあります。

薬を変更すると、一時的に血中濃度が不安定にになり具合が悪くなることもあるからです。

身長や体重の変化によって、採血や脳波検査の結果をみて、医者は薬の量など決めていきます。
てんかん薬によって、血中濃度の有効範囲にはいっていると、おなじ量で様子をみることがあるからです。

 

でも、発作が出るんだけど・・・

抗てんかん薬は、薬の変更で一時的に血中濃度が不安定になり、2,3日後に

 

頭痛
めまい
ふらつき

副作用がつよく出ます。

たつぽん
たつぽん

副作用は、個人差があります

てんかん薬が効いていても、変更後は血中濃度が一時的に不安定から発作や副作用が出ることがあります。

急に体重が増えた・痩せた

診察時に医者から、体重の変化を聞かれますよね。

成長時期は、採血や脳波検査の変化よりも体重の変化で薬の処方を判断するからです。

体重が、薬の効き目に影響のある・なしがありますが、複数の薬を飲んでいるひとは、急激な体重の変化に注意してくださいね。

体重に関係ない薬体重に関係ある薬
アレビアチンデパケン・デパケンR
ラモトリギンガバペンチン
ビムパットテグレトール
フィコンパ

体重の変化が不明な薬は、載せていませんが、診察時に毎回聞かれる場合は、体重の増減が薬の効き目に関係していると覚えておきましょう。

薬と体重の関係は、飲んでいる薬によってちがいがあるので、適正な体重がわからないときは医者に聞いてください。

血中濃度は正常?!てんかん発作が起こる原因は?

てんかん薬の血中濃度は、有効範囲でも、てんかん発作が出ることがあります。

2種類以上のてんかん薬を服用している時では、一つずつの薬の血中濃度が、すげて有効範囲にあったとしても、薬で発作が抑えられない事があるからです。

血中濃度は、てんかん薬によって違いがありますが、ぼくが飲んでいるアレビアチンとテグレトール。10代、20代の頃は二剤とも有効範囲にもあっても、毎日のように発作を起こしていましたが、30歳超えたころから二剤の血中濃度が有効範囲外でも、発作が出なくなるようになりました。医師は薬の量を増やそうと言ってきましたが、てんかん発作が出ていないのに、薬を増やすことはしませんでした。

現在でも、当時と変わらない薬の量。血中濃度も範囲外ですが、15年間、発作を起こしていません。

てんかん薬の数値が有効範囲だとしても、かならず発作が出ないというものではありません。

てんかん薬の変更時に確認したいことは?

てんかん薬を変更後のどの薬を変えて、副作用が何日後に出たかメモします。

とくに、2種類の薬を服用するようになってから、頭痛やクラっとするようになった時に、どの薬を新しく飲み始めたか、量は増えたか減ったのか確認するためです。

一週間以内に頭痛やだるさが出ると、薬の変更で副作用が強く出たり、今までなかった症状が出たら、薬を変更での体調不良とわかりやすいですが、薬の変更時から、月単位、年単位だと、なぜ、具合が悪くなったのか?気づかない時があります。なので、体調の変化に気付けるようにメモしましょう。

 

そのために、てんかん薬を変更してから、何日後に副作用が出たかメモして残すと医者に伝えやすくなります。

てんかん薬が合ってない?おなじ時間に発作を起こす対処法!

てんかん薬を飲んでいても、決まった時間に発作が出てしまうことがあります。

年齢によっては、てんかん発作を起こしやすい不安定な時期があるからです。成長ホルモンのバランスが原因で、てんかん発作を起こしやすくなります。

はやくに寝てもおなじ時間に、パッと目が覚めたと思った瞬間に発作を起こすことがあります。
毎日、おなじ時間に発作が出るひとは、てんかん薬の効き目が薄れていることがあります。てんかん薬には半減期(薬の効力が薄れる時間帯)があり、発作の頻度が高い時間に多く飲むように調整します。

 

ここでの薬の調整は、一回に飲む量です。一日に飲む量は変えません。

決まった時間に発作を、頻繁に起こすひとは、朝晩の薬の量を変えることで、発作をおさえることができます。

眠れない=寝ようとする!余計に睡眠の質を下げる?

眠れないと思い、必死に寝ようとすることがあるでしょう。まず、そのような時は、逆に寝られません。

寝ようと考えるほど、寝れなくなってしまいます。

○○しなきゃという考えれば考えるほど、目が冴えて布団の中に入っても、スマホをいじったり、YouTubeを観たり時間をつぶしている間に、いつの間にか寝ていたことがあるでしょう。

なので、早く寝なくちゃと思って焦ると、よけいに寝れなくなります。

寝落ちだね

寝なくちゃと考えると逆効果ですよ

血中濃度は検査結果!生活リズムと薬のバランスが大切です!

今回は、てんかん薬を飲んでも発作になる理由について紹介しました。

血中濃度は、てんかん薬効き目をはかりますが、検査結果をみててんかん薬が効いているとは限りません。

てんかん薬は、体重の変化や薬のバランスがだいじなんです

そのためには、生活のリズムを変えると、発作の原因がわからなくなることもあります。

定期的な検査で、薬の変更した場合は副作用をメモしておくことです。

 

 

さいごまで読んでくれてありがとう